環境への対応 SDGs
楽しい観光エコツアーです。

 湯原を知り尽くした温泉指南役がご案内役を務めます。湯原温泉の観光の見所と55年間の長きに渡り共存してきた湯原ダムとの関わり、近年の町ぐるみで行う環境問題への取り組みを天丼号で視察しながらトコトコとご案内します。ほとんど車中で過ごしますので雨や雪の日も大丈夫です。
 コースは、30分、60分、120分などお客様のご都合に合わせてご案内します。また早朝の雲海ツアー等のご要望にもお応えします。

右は、このページの事業が認められ石原環境大臣より表彰を授与された時の様子です。。

旅館や家庭から出る廃食用油を
精製した「BDF100%」で走ります!

 ぷら油で走るロンドンタクシーと
言うことで天丼号」と呼んでいます。
 

EDFとは、一般的にはBDF(BDF=バイオ・ディーゼル・ヒューエル)と呼ばれる廃食用油を精製した燃料のことです。湯原温泉では環境問題からこの事業を始めたことから「EDF=エコ・ディーゼル・ヒューエル」と呼んでいます。人口3400人の小さな温泉町で平成17年から始まったEDF事業は、大きく広がり石油に換算すると年間7万リットルの削減となる大きなエコ事業となっています。
 これは乗用車で70万q程度を走行できる石油の量になり地球を約17周出来る量です。これを二酸化炭素の削減量で計算すると・・
70,000g×2.6s=182トンとなります。山に1万5千本の杉を植樹し手入れして20年間育てた元気の良い杉が吸収する二酸化炭素と同量の環境効果と同じになります。 またこの取り組みは単に省エネと言う視点だけではなく河川の汚染防止にも大きな効果を上げており、温泉街に住む大山椒魚や河鹿蛙の生態保護ともなっています。 ←左の動画でその取り組みがご覧頂けます。

■観光ガイドに使用する車両 「天丼2号(ワインレッド)」です。

 英国ロンドンで使用されていたロンドンタクシー(愛称:天丼号)でご案内します。1990年製の車両ですがこの年代のロンドンタクシーは、日産のエンジンが搭載されており整備性が良いのです。運転席と後部座席は、窓で仕切られているリムジンスタイルで後席は、差し向かいで5名乗車できます。助手席は、狭いのですが我慢頂ければ最大6名様まで乗車できます。燃料は、もちろん天ぷら油リサイクル燃料=BDFを100%で使用しています。

■ご案内する内容
 西の横綱「露天風呂」と呼ばれるようになった砂湯の由来や寄り添い橋、鼓嶽などの湯街の観光名所と川を埋めて温泉を出す湯原ならではの温泉の秘密。環境問題の象徴的生物とも言える大山椒魚(オオサンショウウオ=はんざき)の生態が観察できる「はんざきセンター」と「はんざき大明神」、下湯原温泉の開発秘話、たたら遺跡の佐波良神社と千年の大杉、帰路では、湯原温泉の町を挙げて取り組む環境事業などお話ししながら楽しい観光と環境のエコツアーにしています。一部ご希望により下車してご案内しますが基本的に車中案内になりますので非常に楽ちんなエコツアーです。

■このエコ観光ガイドを行うようになった経緯
 当ホテルが中心になり2004年から地域資源の温泉と自然環境についての関係を勉強してきました。温泉やその温泉を生み出す自然環境は、近年大きく変化しています。その中で自分たちの力で出来る環境対策の一つとして旅館の調理場から出る天ぷら油の廃油を廃棄物ではなく資源として活用する運動を始めました。地域のPTAやコミュニティーの賛同を得て大きく広がり人口3400人の小さなエリアながら2008年には、7万リットルのバイオディーゼル燃料を作ることが出来ました。この燃料は、旅館の送迎車に使用していますが観光客には、ほとんど知られていません。そこでこの天丼号で観光ガイドをしながら地域の環境への取り組みを紹介するエコツアーを行うようになりました。

Copyright (c) 1996 Nobuyoshi Kobayashi:net626.co.jp