結論の結論
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以下の条件を満たせば全て本物温泉という事にしましょう。
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1.必ず加温、加水、循環濾過を行わない源泉浴槽が有る事。
低温の温泉であっても加温は、一切しない浴槽を設ける。高温の温泉の場合の温めるための加水は、かまわない。(これなら施設側もあまり抵抗は無いと思いますよ。高温泉の場合の加水も湯量が増える事になり贅沢に温泉が使えるという事です。清潔性は向上します。低温度の温泉においては、その温泉成分がもとより期待されての温泉法に基づく認定ですからそれが薬効のある源泉だと利用者に認識して頂ければ例え25℃の低温泉であってもご理解いただけると思います。)源泉浴槽の容量は、1時間に1回以上その浴槽容量以上の源泉が注げる範囲内の大きさに留める。また日に一度以上、完全に湯を抜き清掃を行っている事。低温泉の場合、暖まる為の浴槽が必要な場合は別に設ける。
※湯量が極端に少ない場合には、例え入浴できなくても桶で源泉の掛け湯をして頂く小さな臼の様な湯船?でも良いのでは・・。要は、「源泉100%」と言える部分を作る事です。これならタンクローリーでお湯を運んでいる処でも可能です。一日に4トンのお湯を運んだとして200リットルの浴槽なら20時間供給できます。これから溢れた温泉を「上湯」に導き利用します。
2.共同浴場(男女別の浴場)が有る場合、同じ浴場内に「下湯」、「上湯」を設ける。
下湯は、上湯の清潔性を高める為の浴槽として分離した浴槽を設け必要に応じて循環濾過装置及び塩素等による滅菌処置を行う。上湯は、源泉掛け流しを行う事とし、それが可能な容量面積に留める。(狭くても適当数の人数が入浴できれば可)ただし高温泉においては加水、低温泉においての昇温は認める。それ以外の目的の為の加水、昇温は不可。上湯は、湯量及び温度が適当であれば1の源泉浴槽と兼ねてもかまわない。また上湯は、日に一度以上の完全排水と清掃を行う。また利用者に「下湯」、「上湯」の意味を理解させ衛生的に利用する旨の案内を行う事。(案内板などの設置)
尚、下湯は、上湯からの温泉が注がれる構造とし下湯の温泉が上湯に混ざら無いように配慮してある事。
3.温泉プロフェッショナルを常駐させる事。
地域の温泉の特性に熟知しさらに温泉学及び健康増進プログラム及び緊急時に対処できる救急処置など熟知した人材が常駐している事。利用者の温泉に対する質問に答えられる人材の配備。現状広く知られている日本健康財団の行う温泉入浴指導員の講習内容では地域の温泉の特性は学習されない。それを補填する学習が必要となる。
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